モデルになりたい、タレントになりたい、役者になりたい、芸能の世界で働きたい。でも背が低すぎるし、そんなにきれいじゃないし、痩せていないし、等云々。面接をするときに個性の生かせる仕事ですと今まで伝えてきました。確かに間違いではないですし、その一面はあると思います。が、この世界で働いている人は、そのことはすでにわかっていると考えている人のほうがが多いと思います。
そんなときに、ある演出家のエッセイを読みました。「個性を生かすのは限界ある」とのことです。やはり人よりも秀でようと思えば実力をつけないと意味がないと書いてありました。個性+実力。よくよく考えれば、背の高さや低さ、容姿等は遺伝的にも物理的にも変えられないところもあると考えれば、個性を生かせると知った上で、無限に伸ばすことのできる実力をつけることが、が人よりも秀でるための早道かもしれません。