THE MANZAIのウーマンラッシュアワーの時事ネタが話題となっています。本来漫才は笑いを求めて観るものなので、やはり時事ネタ(北朝鮮問題、沖縄基地問題、原発問題、熊本や東北の災害等)をいれると笑うに笑えない部分が必ずでてくる。もちろん問題のない時事ネタはいいと思うのだが・・・・そうなると、いつも表現の自由がとなるのであるがすでに放送禁止用語が多くあり、ここではあえて触れないでおこうと思う。
テレビの特番で時事ネタありきや、ドキュメントや問題そのものについてトークする場所でのこの手の時事ネタはいいと思うがTHE MANZAIで披露するのが間違いであると思う。
例えば被災地で、あえて漫才でその事に触れることは主催者の承諾を得てするのであればOK。ライブでするのは、単独ライブならいいが、他の出演者がいるライブではしないほうがいいと私は思う。
一応に一般の方が心に思っていることを代弁しているので「なるほど」と感じるところもあるが、タブーとされている皇室、政治、宗教等のことを普通に代弁者として漫才で披露できるのか?と問いたい。その事に触れることは、放送禁止用語を言っているのと同じであると感じる。
海外では、タブーとされることの風刺が普通にあるのだが日本という土壌では、なかなか定着するのは難しいだろう。いいところであり、悪いところでもあるのだが。一般の方を対象として、単に笑いを求める漫才という形式で、その中に盛り込むのには限界があると言わざるを得ない。
最後の決め台詞のように「お前たちの事だよ」と言って漫才を締めくくるが、私は不愉快に感じた。観ているお客様の中にそう思っていない人も少なからずいると思いし、当事者の家族がその漫才を観に来ていたらどう感じるのか?全く配慮に欠けている最後の言葉だし、言ってはいけない言葉だろう。
あえて、時事ネタとしてするのであれば4分~5分の間にすべてを網羅するのではなく、ひとつのテーマに絞って披露するのであれば、まだ多くの人に受け入れられていたかもしれない。
ただ、漫才としてこのような文章を書かせたいと思わせた。また、賛否として取り上げることについて一石を投じた意味ではあり得ることはだったのかと、個人的には思っている。
上記のことは私自身の感想であり、個人的見解であることを付け加えておく。