昨日は友人に誘われて、新世界の朝日劇場での劇団大阪シニア演劇大学二次生の第3回公演「楽園終着駅」を観劇しました。第1部2時間。15分の休憩後第2部1時間の合計3時間。出演者の大半が60代、70代、80代のおじいさんとおばあさん達。昭和39年の老人ホームが舞台で、ボケてしまった人。仲間はずれにされている人。足が不自由な人。愛を育んでいる人。戦争での活躍を自慢する人など。いろんな人がこの老人ホームにはいます。それぞれに物語あるのです。
演技力は、人によって差はありますが本、演出、舞台装置が一体となり最後はウルウルしました。皆さん台詞もきちんとはいっているし、声も若いし、動きもかくしゃくとしていて、達者だなとつくづく思いました。心の底から熱くなるものがこみ上げるお芝居に出会えて本当によかった。演技者のリアル感と老人ホームで暮らす人の年齢が近いこともいっそうの現実感としてとらえることができました。
皆さん一生懸命なんです。体の不自由があっても死ぬまで、やりたいこと必死でやるのだというエネルギーがひしひしと伝わってきました。そして、それは自分らしくあることの原点であると。100%をまねできないと思うけど。私も自分らしくあるためにと改めて思い。今回出演したおじいさん、おばあさんのように生きたいと。