新野 新プロデュースのオール新人漫才ライブ「笑わんかい」

かつてM-1グランプリが開催される1年前。2000年に関西では、新野 新プロデュースによるすべての事務所の垣根をとりはらい関西のすべての事務所の新人のお笑い芸人が参加できるライブが始まりました。
開催日は毎年5月3日の憲法記念日に設定され2000年~2010年の11年間に渡り催されました。場所はワッハホール(現よしもと漫才劇場)です。

このライブの出演者した組の中には、現在多くのお笑い芸人が全国区で活躍しており、冠番組やMCをしている組も排出しています。そんな彼ら彼女達の本当に新人の頃の姿がここにありました。

笑わんかいライブの目的は放送局等の主催による新人漫才コンテストは以前からいくつもありましたが多分に賞目的とその日の出来だけで審査されてしまうという1面がありましたが、ポリシーとしてはこんな新人お笑い芸人(キャリア原則5年以内)が、関西の芸能各社で腕を磨いているのだというライブ感覚を重視したものでした。
笑わんかいライブの2000年当時の発起人は代表が新野 新氏、委員に白仁田 佳恵(吉本興業)、谷本 昌幸(ケーエープロダクション)、大滝 哲雄(大滝エージェンシー)、井堀 眞司(明日会・現アートキャップ代表取締役)がつき「笑わん会」という運営委員会の中で企画・運営ということになりました。当時としては全プロダクションが同列で、各社が推薦する新人お笑い芸人によるライブとしては関西発と言っても過言ではありません。

ライブ出演者は25組で各組のネタの時間は4分間でした。途中休憩もはいりますが、審査まで含めると約3時間。前売り1,300円、当日1,500円というチケットの安さもありましたが毎年ほぼ満席状態でした。そこにはお笑い芸人達と観客との熱い思いと戦いがありました。

このライブでは最優秀賞1組と優秀賞2組が選ばれました。最優秀賞には大阪府知事賞が設定されていました。
審査員には委員長に当時の上方演芸資料館館長の伊東 雄三氏(その後は各年の上方演芸資料館館長が歴任)がつき、審査員に演芸作家の今村 荘三氏、演芸研究家の戸田 学氏がつきました。その後運営委員には田中 浩二(現スパンキープロダクション代表取締役)、岸田 隆夫(松竹芸能)が加わり運営することとなってゆくのです。

笑わんかいライブでは変わったジンクスがありました。最優秀賞と獲得した組が解散し、優秀賞を獲得した組が全国区になるというものです。その真偽がわかりませんがライブの出演者は何となく優秀賞を狙いにいったという噂があります。すべてを網羅することができませんが過去の主な出演者と賞の獲得した組名をわかる範囲で明記させていだきます。

全部で11回催された笑わんかいライブは、2010年でその歴史を閉じましたがM-1グランプリを含めR-1グランプリ、歌ネタ王決定戦、キングオブコント、女芸人No.1グランプリTHE W等々の先駆けではなかったのかと思っています。

吉本興業(順不同)

レギュラー、フットボールアワー、チュートリアル、ブラックマヨネーズ
麒麟、レイザーラモン、藤崎マーケット、ウーマンラッシュアワー
ミサイルマン、span!、ダイアン、スマイル、笑い飯、大脇里村ゼミナール
和牛、スーパーマラドーナ、NON STYLE、足軽エンペラー
GAG少年楽団、サイドエイト、パステルモグラ、西中サーキット
さかなDVD、学天即、キンデルダイク、クロスバー直撃   他

松竹芸能(順不動)

オジンオズボーン、チョップリン、安田大サーカス、梅小鉢、プリンセス金魚、天然もろこし
アメリカザリガニ、よふかしイエロー、雷ジャンクション、左ミドル、街裏ぴんく
小森園 洋志、横山たつや・ともや、シュガーライフ、さらば青春の光   他

ケーエープロダクション(順不動)

ラバープリンス、シャッフル同盟、アップルズ、こっさん   他

明日会 他(順不動)

フルハウス、ダブルコセガレ、ボエーム、YOU CAN、わんぱくウォリアーズ
ふうらいぼう、松井開拓史、モスグリーン、サブイボ立会人、空気toホールド   他

賞の獲得者(抜粋)

第1回2000年  最優秀賞 レギュラー
第2回2001年  最優秀賞                               優秀賞  麒麟 ダブルコセガレ
第3回2002年  最優秀賞 ダイアン        優秀賞  笑い飯
第4回2003年
第5回2004年  最優秀賞 ミサイルマン
第6回2005年  最優秀賞              優秀賞  span!
第7回2006年
第8回2007年  最優秀賞 スーパーマラドーナ 優秀賞  勝山梶 藤崎マーケット
第9回2008年  最優秀賞 雷ジャクソン
第10回2009年    最優秀賞 プリンセス金魚   優秀賞  ウーマンラッシュアワー ソーセージ
第11回2010年   最優秀賞 さらば青春の光   優秀賞  モンロー わんぱくウォリアーズ

※現在情報が少ないため、出演者と賞の受賞者を全員把握することが困難です。ご了承ください。