撮影現場に自分自身の私服や小物を持参することが多くなってきています。その際に春夏秋冬の季節や色あいを伝えることもありますが、準備するときには上下のコーディネートで3~4種類のパターンになるぐらいの量は持参してほしいですし、最低でも2種類はあったほうがいいです。さらに衣装として使用する可能性のあるものを家から着ていくことはあり得ないことです。

多くの種類の服装を持参するのは、撮影日の天気によって、他のモデルさんの服の色がかぶらいないように、またディレクターの考えで変更するなどがあるからです。また、たとえクライアントが準備していたとしても、私服を準備してくださいということは、準備している服がサイズとしてあわないときの対応ということも考えています。

さらに衣装として考えている服を家から着てゆくのは、皺になったり、万が一破れたり、汚れたりすることがあったときに対応できないからです。

プロのモデル、タレントで私服を持参してくださいと言われれば、基本キャリングケースに一杯に服を準備しています。シビアな現場ではそれが当たり前ですし、それができていないと次に呼ばれることはないでしょうね。

そのほかに、必ず持ち歩くものとしては、自分のプロフィール(コンポジット)やモデルブックは当然です。名刺もあればベストです。女性はご自身のメイク道具もしっかりと。理由はヘアメイクがいたとしてもヘアメイクさんが持っている化粧動画が肌に合わなかったら、プロのなのに自分のメイク道具も持参していないのですかとなります。